Top > Photoshop講座

マスクを使用する

アナログでマスキングテープを使用して絵を塗るように
Photoshopでもマスクを使用して絵を描くことができます。
ここでは基本的なマスクの使用方法を紹介します。
※残念ながら「Elements」にはマスク機能が無いようです。

作成日:2002/--/--
更新日:2002/08/09

■今回使用する画像。

↓基本画像 ↓基本画像のレイヤー
背景 レイヤーパレット

■とりあえずマスクを作ってみよう。


レイヤーパレット まずはじめにマスクを作ります。
レイヤーパレットのまるの部分をクリックし
マスクを作成します。
レイヤーパレット サムネールの隣にもう一個サムネールが出来ました。
左が通常の描画サムネールで、右側がマスクサムネールです。

これでマスキング準備完了!

■絵が描けるところと、法則。


現在の状態では画像の見た目は、変っていないと思います。
画像←現在の画像

じゃあ、同じレイヤーに二つのサムネール・・・。どっちに絵が描けるの??

レイヤーパレット 左側のサムネールをクリックし、まるの部分に
ブラシが表示されていれば
通常の画面に描画することができます。
レイヤーパレット 右側のサムネールをクリックし、まるの部分に
ブラシが表示されていれば
マスクの画面に描画することができます。

ちなみにマスクには白黒(グレースケール)でのみ
描画することができます。

■では実際に描画して比べてみましょう。


レイヤーパレット 画像 ←普通に黒く丸を描いた画像
レイヤーパレット 画像 ←マスクに黒く丸を描いた画像

いかがですか?違いが一目瞭然だと思います。
上の図は当然、普通に描画しているだけなので黒く丸がかかれます。
それに対し、下の図(マスク処理)では黒で丸を描いたところは透明になっています。

そう、マスクは、黒く描いたところを透明(非表示)にし、白く描いたところを不透明(表示)にする処理です。
※ちなみに、グレーのところは半透明です。

■で、結局のところどうなのよ?


結局マスクにする利点は何なのか?
たしかに、これだけだと「消しゴムツール(背景消しゴムツール)」で消したのと何の違いも無いように思えます。
では次に具体的にマスクの利点をあげていきましょう。

1.がんがん消せる!

・下図は普通に「消しゴムツール」を使用して背景だけ消そうとして、失敗した図です。
レイヤーパレット 画像
「ヒストリー」で戻せる範囲だと良いのですが・・・。
それでも後で、細部を修正・・・は、難しいですね。

・では次に、背景だけ消そうとして、「マスク」画面に「ブラシツール」で黒く色を塗った図です。
レイヤーパレット 画像
画像だけみると、一見「消しゴムツール」をた場合と同じように見えますが・・・。
レイヤーパレットにご注目ください!
マスクに描画した場合は画像の「白いところを表示し、黒いところを非表示」にする
マスク機能が働いているだけなのです!

というわけで、マスクの方を塗りなおせば、ほらこの通り。↓
レイヤーパレット 画像
何度でも修正することが可能です。

また、「psd」形式(Photoshop形式)で画像を保存すると、マスクもいっしょに保存できますので、
後日また修正・・・ということも可能です!


2.はみ出しを気にせず塗れる!

レイヤーパレット 画像
・これは普通に塗った図。

・とりあえずはみ出して塗ったものの、
 後ではみ出した部分を消す必要が
 あります。
・そして、消すときにやはり、
 消し過ぎないように注意が必要です。

・逆にはみ出さないように塗ると、
 ラインぎわがうまく塗れませんし、
 思い切った塗りができません。
レイヤーパレット 画像
・こっちはマスク処理をしてから
 色を塗った図。

・最初からはみ出しの心配が無いので
 らくちん。

・選択範囲を作成して色を塗ると
 選択範囲を消してしまわないように
 気をつけて塗らないといけないので
 こっちの方が気楽でおすすめ。


現在TABASA(管理人)の感じる利点は主に上の2つ!
「他にもこんな利点が!」という情報がありましたらお待ちしています。

■マスク状態の確認の仕方


では次にレイヤーパレットだけでなく、画像上でマスクの状態を確認する方法を紹介します。

1.「Altキー」を押しながらマスクサムネール(まるの部分)をクリックする
レイヤーパレット 画像
・すると上記のように、マスク部分が画像に表示されます。
・この状態で、マスク画面を編集する(色を塗る)こともできます。
・通常の画像に戻したいときは、左側のサムネールをクリックしてください。

2.チャンネルパレットを選択し、まるの部分をクリックして「背景マスク」を表示させる
※「レイヤー1」にマスクがしてあったら「レイヤー1マスク」という名前になっています。
チャンネルパレット 画像
・すると上記のように、非表示部分(黒色)が半透明の赤色、表示部分(白色)が透明に表示されます。
・この状態で、「背景マスク」をアクティブにする(「背景マスク」をクリックする)と、
 マスク画面を編集する(色を塗る)こともできます。
・実際は黒色を塗っていても画面上では半透明の赤色で表示されます。
・通常の画像に戻したいときは、レイヤーパレットを選択し、左側のサムネールをクリックしてください。

■いろいろなマスク作成方法と効果


マスクはいろいろな使用が出来るので、その一部を紹介します。

1.選択範囲からマスクを作成する
選択範囲を作って
マスク作成ボタン(まる)をクリック できあがり
画像
  レイヤーパレット   画像

2.マスクを使用してレイヤー同士を効果的にブレンドをする
「レイヤー1」の画像
「レイヤー2」の画像 レイヤーパレット
「レイヤー1」の画像
  「レイヤー2」の画像
  レイヤーパレット

例1.「レイヤー2」マスクにグラデーションをかけた画像
レイヤーパレット 画像

例2.「レイヤー2」マスクに文字を書いた画像
↓書いた文字
↓レイヤーパレット
↓出来た画像
画像
レイヤーパレット 画像

例2.「例1」の別バージョン(出来上がる画像は一緒)
↓書いた文字
↓レイヤーパレット
↓出来た画像
画像
レイヤーパレット 画像

■マスク時の画像移動について


マスクされている状態で、移動ツールで画像を動かしたら
画像はどのように動くでしょうか?
実験してみましょう。

とりあえず下図のようなデータを用意しました。

レイヤーパレット 画像

まず、このままの状態で、ツールバーから移動ツールを選択します。
画像

そして画像上をドラッグしましょう。
レイヤーパレット 画像
するとこんなカンジに「通常」「マスク」、両方の画像が移動します。

現在は「通常」の描画状態ですが、「マスク」を描画するようにしていても
このように移動します。


では、次に下図のようにしてみましょう。
レイヤーパレット 左図のリンクマーク (まるの部分)を
クリックしてください。
レイヤーパレット すると、先ほどのマークが左図のように消えます。

ではこの状態で先ほどのように移動させてみましょう。

まずは通常の描画状態、左のサムネールをクリックして
リンクマークのついている状態で動かしてみましょう。
レイヤーパレット 画像
こんなカンジで、「通常」画像のみが移動し、「マスク」はそのままです。

では次にマスクの描画状態、右のサムネールをクリックして
リンクマークのついている状態で動かしてみましょう。
レイヤーパレット 画像
今度は、「マスク」画像のみが移動し、「通常」画像はそのままです。

このマーク、リンクは「リンクマーク」といって、
これが付いていると、「通常画像」と「マスク」が一緒に動き、
付いていないと、ばらばらに動かすことが出来ます。

あまり使わないかもしれませんが、
頭の片隅にでもおいておくと便利かと思いますよ。

 

マスクは慣れると、結構便利ですよ。
使用したこと無い方も一度おためしあれ〜。


戻る Topへ